とある科学の備忘録

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CやPythonのプログラミング、Arduino等を使った電子工作をメインに書いています。また、木製CNCやドローンの自作製作記も更新中です。たまに機械学習とかもやってます。

【ZigBee】NO.1 ZigBeeを使ってみる。

先日、ドローン用の電子部品一式を注文しました...。もう後戻りはできない。やってやろうじゃないか!
ということで、今回は、例の無線モジュール、XBeeを使っていきます!!

1.用意するもの

以下のものが絶対必要

➀無線モジュール、ZigBee 2個

XBeeはパーツショップでも売られていて、安価に購入できる、無線の定番モジュール。ZigBee を2個用意するだけで、簡単な簡単に、すぐに無線技術が体験できる
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(Fig.1 今回の実験で使用するXBee PRO シリーズ2)

XBee-USBシリアル変換基盤、ケーブル

XBeeとPCをつなぐための基盤、ケーブル。(XBeeはPCで設定する必要があります)
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③PCおよびUSBドライバソフト

②のUSB変換基盤のドライバーが必要です。今回私は、「CP2104」というUSB-シリアル変換ICを内蔵した基盤を使っているので、そのICにあったドライバをインストールしておきます。
ここからダウンロードしました。
www.silabs.com
ダウンロード、インストール方法はこちら:
shizenkarasuzon.hatenablog.com

④2mm-2.54mmのピッチ変換基盤

XBeeのピンのピッチは2mmなので、それをブレッドボードにさせる2.54mmピッチに変更する必要があります。そのために、変換基盤をブレッドボードとXBeeの間に取り付け、ピッチを変更します。
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⑤X-CTU

X-CTUXBeeの動作を設定するソフトウェアです。XBeeは買った状態では使用できず、初期設定を行う必要があります。
ここからダウンロードします。
Product Support: XCTU Software | Digi International
インストール/ダウンロード方法はこちら
shizenkarasuzon.hatenablog.com

2.XBeeの簡単な設定

X-CTUにxBeeを認識させます。簡単なテストを行っていきます。
この記事の最終目標は、「PC上でX-CTUからxBeeのピンの出力を変更できるようにする」です!!

では、早速作業を開始していきます。

(1)XBee-USB変換基盤に、XBeeを付ける。

見出しの通りです。変換基盤にxBeeを取り付けますが、向きに注意してください。基盤上に白くXBeeの外形がプリントされているので、それに合わせてください。

(2)XBee-USB変換基盤をPCに接続

上の作業(1)で作ったモジュールをPCにUSB接続します。

(3)X-CTUを起動

私の場合は、デスクトップ上にアイコンができていたので、そこから起動しました。
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(4)X-CTUXBeeを認識させる

以下のような手順で行いました。

  1. 「Discover Devices」をクリック
  2. 適切なCOMポートを選択し、「NEXT」をクリック
  3. 「Set Port Parameter」の画面が出てきますが、そのまま「Finish」をクリック

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(写真:COMポートを選択中)

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(写真:xBeeを発見(discoverd device)した)

そうすると、この写真のように、XBeeをPCが認識してくれます。
add selected devices」をクリックすると、下の写真ような画面が表示されたでしょうか?
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3.xBeeの動作確認

X-CTUにxBeeを認識していることを確かめるために、簡単なテストを行っていきます。
この記事の最終目標は、「PC上でX-CTUからxBeeのピンの出力を変更できるようにする」です!!

(1)以下のような回路図を作ります。

xBee の「D1O1」ピンと、「GND」ピンの間にLEDと抵抗を置きます。もちろん、D101ピン側がLEDのアノードです。
いまから、PCを使ってこのLEDを点滅させます。もし点滅したら、PCとxBeeの通信がうまくいっている、かつ、xBee
が正常に動作している、ということです。
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(2)上の方法で、PCにxBeeを認識させます。

このとき、(1)でxBeeに接続したLEDが少し光っているかもしれませんが、問題ありません。

(3)テスト開始!!

では、下の写真の「I/O Settings」の「D1」のところが、「Disable」になっていると思うので、これを、「Digital Out High」に変えてみてください。どうですか?LEDが点灯しましたか?
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反対に「Digital Out Low」にすると、消灯したと思います。
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これで、テストは完了です。次回は、実際にarduinoを使って通信させたいと思います。