とある科学の備忘録

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CやPythonのプログラミング、Arduino等を使った電子工作をメインに書いています。また、木製CNCやドローンの自作製作記も更新中です。たまに機械学習とかもやってます。

【Arduino】PC と Arduino でシリアル通信

パソコンとArduinoを通信させます。通信方法は「シリアル通信」といって、RXとTXの2ピンを使ってデータのやり取りを行います。仕組みはとても複雑なのですが、それを理解していなくても、専用の「Serial」ライブラリを使うと、簡単にシリアル通信ができます。

1. ハードウェア

回路を組む必要はありません。ただ、プログラムを実行するとき、PCとArduinoをUSBで接続してください。Arduinoは、USBから電源をもらうので、電源回路も必要ありません。

2. プログラム

void setup() {
  Serial.begin(9600);
}
void loop() {
  for(unsigned int i = 0; i<100; i++){
    Serial.println(i * 100);
    Serial.println("Pop Team Epic");
    delay(100);
  }
}

※解説

シリアル通信を行うには、新たに2つの関数を使う必要があります。それがSerial.println();とserial.begin()である。まず、setup()のなかで、Serial.begin()をおこない、シリアル通信をセットアップする。かっこ()の中の引数は、シリアル通信の速度を表していて、「 Serial.begin(9600);」だと、「毎秒9600bitでデータを送信します」という意味です。

3. 実行

ArduinoをUSBで接続して、「ツール」→「シリアルモニタ」を開いてください。
ビットレートをSerial.bigin()で設定した値と同じにしてください。

4.実行結果

シリアルモニターに次のように表示されます。
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