とある科学の備忘録

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CやPythonのプログラミング、Arduino等を使った電子工作をメインに書いています。また、木製CNCやドローンの自作製作記も更新中です。たまに機械学習とかもやってます。

【Arduino】Arduino Due を使ってみた。

Arduinoには多くの種類がありますが、その中でも最も使用されているのは、「Arduino UNO」だと思います。
ですが、この記事では少しマイナーな Arduino Due の使用までの流れを書いてみました。
最後にはLED点滅までやってみます。

Aarduino Due は、こんなボードです。
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Arduino UNO よりも、すこし大きめのサイズです。

1.準備

1. 必要なもの:

  • Aarduino Due
  • インターネットにつながっているPC(Arduino IDE はPCに入っている前提で説明を始めます。)
  • Micro USB ケーブル

この3つをそろえてください。

パソコンにArduino IDEを入れる方法は、検索するとたくさん出てくると思うので、割愛します。

Arduino UNOはUSB type-C でパソコンつないでいましたが、Arduino Due は、マイクロUSBでパソコンと接続します。Androidスマホの充電器のケーブルと同じ形です。

2. Arduino IDEの設定

Arduino IDEを起動して、「ツール」→「ボード」をクリックしてください。ここで、書き込むArduinoの種類を選択するのですが、「Arduino Due」は見つかりません。デフォルトの状態では、ライブラリがインストールされていないのです。


ライブラリーのインストール方法

  1. Arduino IDEで、「ツール」→「ボード」→「ボードマネージャ」をクリック

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(Fig.1 ボードマネージャ)

  1. 上のような画面が表示されたら、検索場所するところに「due」と入力。
  2. Arduino SAM Boards (32-bits ARM Cortex-M3)」を選択。
  3. 右下の「インストール」をクリック

f:id:pythonjacascript:20180731213726p:plain



2.プログラムを書く

以下のコードをArduino IDEコンパイルしてください。
コンパイルするとき、ボードをArduino Dueに設定してください。
設定方法は、「ツール」→「ボード」→「Arduino Due(Programming Port)」をクリックすれば完了です。

Arduino Due もArduino UNO と同じように、13ピンにLEDが最初から接続されています。
このLED、Arduinoが正常に動作するかをテストするのにとても便利です!
この記事でも、そのLEDを1秒ごとに点滅するプログラムを実行します。

const int LED = 13;  //LED pin

void setup() {
  pinMode(LED, OUTPUT); //set LED pin as output pin
}

void loop() {
  digitalWrite(LED, HIGH);
  delay(1000);
  digitalWrite(LED, LOW);
  delay(1000);
}

3.書き込む

プログラムを書き込むときに、一つだけ注意点があります。それは、
Arduino Dueは、ふたつUSBポートがあり、それぞれ役割が違う!」ということです。

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リセットスイッチに遠いほうが、プログラムを書き込むのに使うUSBポートです。
リセットスイッチに近いUSBポートは、SAM3X(MCU)に直接続されています。プログラムを書いたり、パソコンとシリアル通信をするとき*1は、リセットスイッチに遠い、「Programming Port Serial」を使ってください。


後は、特にArduino UNO と変更はありません。

  1. Arduinoをパソコンと接続して
  2. 「ツール」→「シリアルポート」から、Arduinoを接続したシリアルポートを選択して、
  3. 書き込みボタン(「⇒」の形のボタン)を押せば完了です。


4.動作確認
Arduino Due ボード上の「L」と書かれた隣にあるチップLEDが一秒ごとに点滅していれば、成功です!
もし、エラーが出たり、動作しなかった場合は、もう一度上記の手順を確かめてみてください。