とある科学の備忘録

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CやPythonのプログラミング、Arduino等を使った電子工作をメインに書いています。また、木製CNCやドローンの自作製作記も更新中です。たまに機械学習とかもやってます。

【Design Spark Mechanical】NO.1 使い方編

無料の3DCADとして、Design Spark Mechanical(以降、頭文字をとってDSMと略します)というソフトウェアがあります。
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今回は、このソフトウェアの使い方の基礎の基礎の基礎の基s.....を紹介します。

失礼しました。午前3時にこの記事を書いており、深夜テンションの為たまによく文章がおかしくなっています。

気を取り直して、この記事ではDesign Spark Mechanicalの基礎について紹介します!

このソフトを入れてないという方は、こちらのサイトをもとにインストールを!
shizenkarasuzon.hatenablog.com
 

この記事の目標

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こんな直方体を作成します。

ファイルの作成・保存

まず、DSMを起動します。すると、このような画面が現れます。
f:id:pythonjacascript:20181209142227j:plain:h300

では、作業開始です。

まず、「新規デザイン」を作成します。今から、ここで作成するデザインファイルの中で物体を作成・編集することになります。


「ファイル」→「新規作成」→「デザイン」をクリックします。
f:id:pythonjacascript:20181210015941j:plain:h300

すると、このような画面に変化します。
f:id:pythonjacascript:20181210020018j:plain
これが作業画面です。このウィンドウ上に3D図形を書いていきます。

そして、作業が終わったら「ファイル」→「名前を付けて保存」をクリックして、適切な場所にデータを保存します。


保存したファイルの拡張子は「.rsdoc」です。

作業の進めかた

今から3D物体バンバン作成していくのですが、それには一定の手順があります。

なので、最初だけはこのページに沿って物体を作ってください。

その手順とは、以下の通り。

  1. 2Dスケッチ
  2. プルして厚みを持たせる
  3. 面取りなど

この手順、あたりまえだけど、個人的には結構重要な気がします。

では、「STEP1 2Dスケッチ」から行います。

STEP1. 2Dスケッチ

この工程では、作りたい3Dオブジェクトの断面図2Dで書きます。
「3DCADなのになんで2Dなんやねん?」ってなるかもしれませんが、そこは焦らずにやりましょう。

今回は直方体を製作するので、長方形を描きます。

下の写真のように「デザイン」タブの四角形のアイコンをクリックします。
f:id:pythonjacascript:20181210020743j:plain:h100

そして、そのままマウスを中央の網目状の部分に持っていき、ドラッグさせると...
f:id:pythonjacascript:20181210020754j:plain:h300
このように、四角形を書くことができます。

STEP2. プルして厚みを持たせる

STEP2では、「プル」という処理を行い、STEP1で作成した2D図形を3Dにします!

ここが3DCADの最も楽しい作業です。

今回は、STEP1で作成した長方形を直方体にします。

下の写真のように「デザイン」タブの「プル」をクリックします。
f:id:pythonjacascript:20181210021542j:plain:h100

その状態で、先ほど作成した直方形の面上にマウスを置くと、長方形の色が黄色に変化します。
f:id:pythonjacascript:20181210021705j:plain:h300

そして、面の色が黄色の状態の時に、マウスを左クリックし、そのまま上にドラッグします。

すると、このように長方形が直方体に変化します!!
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正確には、長方形が通った軌跡(領域)を物体として生成しています。

このようにして、直方体を作成することができました。

STEP3. 面取りなど

最後に、もし必要ならば「面取り」作業を行うことができます。

面取りとは、角部を削り角面や丸面などの形状に加工する工法である

(Wikipediaより)


面取りを行うには、まず「デザイン」タブの「プル」をクリックします。

そして、製作した直方体の辺上にマウスを置きます。

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すると、↑の写真のように辺の色が黄色に変化します。

この状態で、マウスを左クリックして、物体中心方向(上の写真の場合は左下)にドラッグしてみてください。
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このように、面取りができ、辺に丸みがでたと思います。

この面取り作業を上部の4つの辺に行うと、このようになります。
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完成です!!

上書き保存をお忘れなく。

まとめ

DSMでは、

  1. 2Dスケッチを描く
  2. 「プル」で2Dスケッチを3Dの物体に
  3. 面取りをして物体を美しく(?)

3STEPで3Dの物体を作成できます。

物体の形状が複雑になればそれらの作業は複雑化しますが、やっていることはどれも同じです。

お疲れさまでした。