とある科学の備忘録

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CやPythonのプログラミング、Arduino等を使った電子工作をメインに書いています。また、木製CNCやドローンの自作製作記も更新中です。たまに機械学習とかもやってます。

【Mission-E】CPUの熱でスターリングエンジンを回せるんじゃないかプロジェクト(製作編)

1.Introduction

世の中には、CPUで焼き肉をしようとする方々がいます。

www.youtube.com

「たれみみ親衛隊長」さんより引用。

このような取り組み、......。素晴らしいと思います。

あ、良い子はマネしないように。

ただ、

けれどもこの広い世の中、聖人君子などはほんの一握り、残るは腐れ外道かド阿呆か、そうでなければ腐れ外道でありかつド阿呆です。

(『夜は短し歩けよ乙女』森見 登美彦より)

なものでありますから、「良い子はマネしないように」というのはあまりに無益に思えてくる今日この頃でございます。

そもそも、「良い子」はCPUで焼き肉をしたり、
PCの上にペルチェ素子と氷の塊を置いてどんぐらい発電できるかな?なんて実験したり、
写ルンです」を分解して高圧でいろいろ遊んだり、
BlenderとDesignSparkを使って自分の通っている学校の校舎を爆破するシミュレーターを作ったり、
ペットボトルロケットを後者の屋上まで打ち上げて怒られたり、
5インチプロペラがついたブラシレスモーターを手で持ったまま出力100%で回したり、...、

なんてことはしないでしょう。だって、そういうことをしない人を良い子というのですから。



よって、本来ならば「悪い子もCPUで焼き肉したらだめですよ!」というべきなのですが、

上の論理からすると、CPUで焼き肉をしたり(以下略)...をする人を「悪い子」というのでありますから、それも結局は馬の耳に念仏ではないか?と思ってしまいます。


2.何をするのか

...はい、本題に入ります。

何が言いたいかというと、「CPUからの発熱はすごい!」ということなんです。
オーバークロックとかしたら大変なことになります。

そして、多くのCPUには保護機能が付いていて、CPU内部が100℃近くなると電源が落ちるように設計されています。

そこで、ある人が考えたのでしょう。
「CPUから出る廃熱で発電できないか?」と。

そして、「CPUからの廃熱で発電する!」というプロジェクトを「Mission-E」と名付け多様です。
いろいろあって、私もMission-Eに参加することになりました。
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そして、考えたんがこれ↓
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(画像はhttps://www.aist.go.jp/science_town/environment/environment_12/environment_12_01.htmlから引用)

CPUの上にスターイングエンジンの加熱部を置いて、エンジンを回転させることで発電機を回し、発電しよう!というもの。

では、スターリグエンジンの製作に取り掛かります...。

3.スターリングエンジンの製作

スターリングエンジンを製作します。

設計図です。

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これを書いた当時は、この設計図をブログに挙げるとは思ってもいなかったので、「自分がわかればいいや」という感じで書かれています。
寸法線の引き方とかぐちゃぐちゃですが、大目に見てください。

早速製作しました。

仮組状態です。
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そして、旋盤とかいろいろな工具を駆使して製作したのがこちら。
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ということで、スターリングエンジンが完成しました。

このスターリングエンジンを↓のPCのCPU(赤丸)の上に載せて、動かそうと目論んでおります。
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次回:駆動編。