【C言語】NO.5 printf() の使い方 ver.2
今回は、printf()関数の様々な使い方を紹介していきます。
STEP1 文字列を出力する
もちろん、printf()関数は、かっこの中の文字列を出力(表示)する関数です。
printf("猫でもわかるC言語");
と書けば、
猫でもわかるC言語
と表示されます。
STEP2 文字列を工夫して表示する
もし、下のような文字列を表示させたい時、どうすればよいでしょうか?
猫でも
わかる
C言語
つまり、改行させたいのです。その答えは...
printf("猫でも\nわかる\nC言語");
つまり、改行したいところに、「\n」の文字を書けば、改行してくれます。このように、出力方法を拡張する特別な文字を、「エスケープシーケンス」と呼びます。エスケープシーケンスには、次のようなものがあります。
- \n : 改行
- \t : タブ(次の水平タブ位置に移動)
- \b : バックスペース(現在の行で前に移動する)
- \r : キャリッジリターン(現在行の最初の位置に移動)
- \f : ページフィード(次の論理ページに移動)
まあ、いろいろ実行してみてください。例えば、
printf("ぽぷちん\tぽぷこ\tおるが\t\n"); printf("Pop\tTeam\tEpic\n"); print("希望\tの\t華\n");
の実行結果は、
ぽぷちん ぽぷこ おるが
Pop Team Epic
希望 の 華
のように、上下の列がそろっているはずです。
STEP3 変数のデータを表示する
そして、printf()の一番多い使い方が、変数の中身(データ)の値を表示する、というものです。
例えば、
int a = 30; printf("%d", a);
と実行すると、
3
と、表示されます。
つまり、printf("文字列")という使い方をしますが、この文字列の間に「%c」や「%d」、「%f」などが存在すると、その部分に「"文字列”,」の右側の変数のデータを埋め込むことができます。
こんな感じです。(実行結果はコメントを見てね)
int a; a = 3+5; printf("3+5の計算結果は%dです。", a); //「8」と表示される char str = "エンダァァイヤァァ"; printf("%c", str); //「エンダァァイヤァァ」と表示される float b; b = 3.141592 printf("円周率は%fです", b); //「3.141592」と表示される
では、「%c」「%d」「%f」の使い分けは何か。それは、表示する変数のデータ型の違いです。
char型の場合は、「%c」と書いて、int型(整数型)の時は「%d」と書いて、浮動小数点型の場合は、「%f」と書きます。
STEP4 STEP3の書き方を進化させる。
STEP3の「%d」や「%c」の使い方には、まだ上があります。
それはまた今度。