【xBee】xBee S2Cシリーズの X-CTU の設定
少し前の話ですが、xBeeの新しいシリーズが発売されました。
それが、xBee S2C シリーズです。
性能は、
S2 | S2B Pro | S2C | |
最大室内レンジ | 40m | 60m | 60m |
---|---|---|---|
最大屋外レンジ | 120m | 1500m | 1200m |
の通り、前のバージョンのS2よりも大幅に性能アップしています。xBee S2B proと同じくらいの距離です。
このS2Cモデルを使って通信をしてみたので、その方法を書きます。
1. この記事に書いてあること
「なんでこの記事を書いたの?xBeeの設定とかいつもと同じやないん?」と思っているかもしれませんが、
xBee はS2Cシリーズから、「コーディネーター」や「ルーター」などのモード設定がなくなりました!
なので、今まであった「Firmware」の設定がなくなったのです!
ということで、今回は、
X-CTUを使ってxBeeを設定する方法を書いてみました。
2.用意するもの
3.X-CTUを用いた設定方法
(1)パソコンにxBeeを接続
下の写真のように接続してください。xBeeをUSB変換基盤に差し込むときは、向きに注意してください!基盤に xBee の外形が白線で書かれているので、それの向きに従ってください。
(2)X-CTU を起動 →xBeeを認識させる。
ここも、今までのバージョンと同じなので、他の記事を参考にしてください。
(3)X-CTU を使った基本的な設定
以下の内容を書き込みます。この設定も、他のxBeeをと同じです。
➀「PAN ID」:適当な数字を打ち込みます。2台で通信を行う場合は、その二台のPAN IDを同じ値に設定します。
②「DH」:通信相手の xBee の上位アドレス(全ての xBee の共通で「13A200」)
③「DL」:通信相手の xBee の上位アドレス(個々の xBee によって値が違う)